新嘗祭用荒稲(あらしね)




写真は、新嘗祭(にいなめさい)のお供え並びにお下がり用の稲穂(荒稲 アラシネ)です。

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※日本人は、古来より大自然のひとつひとつに神々の息吹(いぶき)が宿っていると考えてきました。
稲もそのひとつであります。人々は、春になると水田に稲の種子を播(ま)き、秋になるとその稔りを刈り入れ、季節の節目毎に、恵みを与えて下さる神々と稲に宿る御魂(みたま)の働きに感謝して大切にお祀(まつ)りしてきました。
日本の神話や古い歴史を記した『古事記』『日本書記』によれば、稲をはじめ五穀は、神が生み成されたものと語られています。私達の主食であるお米は、天孫(てんそん)ニニギノミコトが、豊葦原中津国(とよあしはらなかつくに)と呼ばれていた日本の国土を治めるため、高天原(たかまのはら)から天降(あまくだ)られる時、皇祖(こうそ)天照大御神様(あまてらすおおみかみさま)からいただいたものと伝えられています。その時、天照大御神様は、皇孫(こうそん)に稲を作り、神祭りを行うように仰いました。このお言葉は「斎庭(ゆにわ)の稲穂(いなほ)」の神勅(しんちょく)と後々言われるようになりました。やがて地上には瑞穂国(みずほのくに)が誕生したのです。
この御神恩に対する感謝の祭りとして、天皇陛下御自ら、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を神々に奉告されるのが新嘗祭(にいなめさい)であり、これに倣って全国の神社においても新嘗祭が執り行われているのです。