今日は「端午の節供」です。
神さまへのお供え物の意味から、本来“節供”と書きますが、現在では“節句”と使うことが多いようです。
3月3日の上巳の節供〈ひなまつり〉が女の子の節供なのに対し、5月5日は鯉のぼりや兜を飾って男の子の成長と健康をお祝いします。
「端午」は月初めの午の日を指し、5月に限ってはいませんでしたが、次第に5月5日を端午の節供と呼ぶようになりました。
もともとは苗を植える役目の早乙女が体を清め田の神さまをまつる行事でしたが、魔よけのためにお供えする菖蒲の花と、尚武(勝負)とをかけて武者人形を飾るなど、この日が次第に男の子の節供として広まってゆきました。
床の間に飾った兜や武者人形には、菖蒲酒、粽(ちまき)や柏餅を供え、男児の幸福を祝します。
また、この日菖蒲湯に浴して病災除けとします。