大崎鎮守 居木神社

夏越大祓(なごしおおはらえ)について

5月22日のブログで夏越大祓(なごしおおはらえ)のご案内について記しましたが、大祓についてご説明申しあげます。 夏越大祓
大祓は、我々日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ(ケガレ)、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としています。 この行事は、記紀神話(古事記・日本書紀)に見られる伊弉諾尊(イザナギノミコト)の禊祓(ミソギハライ)を起源とし、宮中においても、古くから大祓がおこなわれてきました。中世以降、各神社で年中行事の一つとして普及し、現在では多くの神社の恒例式となっています。 大祓は年に二度行われ、6月の大祓を夏越(ナゴシ)の祓と呼びます。大祓詞を唱え、形代(カタシロ=人形 ヒトガタともいう)などを用いて、身についた半年間の穢れを祓い、無病息災を祈るため、茅や藁を束ねた茅の輪(チノワ)を神前に立てて、これを三回くぐりながら「水無月の夏越の祓する人は 千歳の命のぶというなり」と唱えます。 また、12月の大祓は年越の祓とも呼ばれ、新たな年を迎えるために心身を清める祓いです。 私たちにとって、その年々の節目に行われる大祓は、罪や穢れを祓うとともに、自らを振り返るための機会としても、必要なことではないでしょうか。 夏越大祓神事(茅の輪くぐり神事)  6月30日(月)午後6時より斎行 ※ 形代(かたしろ)をご持参ください。なお、形代は予め神社でお受けくださいますようお願いします。