本日、岩手県上閉伊郡大槌町安渡鎮座（陸中国大槌郷総鎮守）大槌稲荷神社　十王舘禰宜が居木神社へお参りくださいました。 大槌町は東日本大震災の津波で壊滅的被害を受けた場所です。氏子の九割近くが被害に遭われたそうです。そして高台に鎮座する神社には、震災後夏頃まで被災者が身を寄せ合って生活され、臨時避難所としての役割を果たされました。 今もまだ復興の道のりは遠く今後の見通しも儘ならない中、だんだんと震災の記憶が風化してきている現状があります。 十王舘さんは、震災・津波被害の記憶が風化しないよう後世に伝えていくため、冊子にまとめ、語り部としても活動されております。本日は國學院大學で講義をされるために上京し、当社へも立ち寄りお参りに来てくださいました。 私達はあの震災を忘れることなく、これからも東北の復興のために少しでも尽力していかなければならないと強く感じました。